2026-09-14 今日のラ・リーガ 3大トピック
2026-09-14(JST)・ 朝版 ・ 公開 2026.09.19 09:41
アトレティコが新戦力の活躍で快勝し、バルサも乱こじながら首位を堅持しました。一方でバレンシアは監督とCEOを解任する体制刷新に踏み切り、チームに激震が走っています。また、絶好調のアルダ・ギュレルが圧倒的な存在感を放ち、大きな注目を集めています。
トピック 1
アトレティコが終盤に猛攻しソシエダに3-0快勝、新戦力ジョナサン・デイビッドが快挙
何が起きたか
アトレティコ・マドリードがアウェイでのレアル・ソシエダ戦を3-0で制した。試合の大部分はソシエダが主導権を握り、アトレティコは苦戦を強いられたが、終盤に集中して3ゴールを奪い、勝ち点3を手にした。
均衡を破ったのは84分、オチエンの手によるPKをアレハンドロ・グリマルドが決めて先制。その後、90分にジョナサン・デイビッド、95分にジュリアーノが立て続けに得点を挙げ、一気に試合を決定づけた。アトレティコは交代策が功を奏し、試合の流れを変えることに成功した。
試合後、先制ゴールを決めたアレハンドロ・グリマルドは「非常に重要な勝利だった。2連敗していたので、この勝利が必要だった」と語り、シメオネ監督について「彼は私にさらなる要求を出すし、私も自分にそれを求める」と述べた。
これまでの経緯
アトレティコは、直近のリーグ戦2試合で敗戦を喫しており、アウェイでの苦手意識を払拭することが課題となっていた。また、今回の対戦相手であるレアル・ソシエダは、昨年4月のコパ・デル・レイ決勝でPK戦の末にアトレティコを破った相手であり、リベンジマッチとしての側面を持っていた。
チーム状況としては、アトレティコはフリアン・アルバレスが土曜日の練習で筋過負荷(筋肉のオーバーロード)により負傷し、本試合を欠場。レアル・ソシエダ側もズベルディアの欠場など、守備陣に調整を余儀なくされていた。
各紙の報じ方
主要各紙はアトレティコの勝利を報じているが、試合内容の評価には差がある。Mundo DeportivoやASは、アトレティコが試合の大部分で劣勢だった点や、交代策が決定打となったことを強調している。一方で、Noticias de Gipuzkoaは先制点となったPK判定に疑問を呈しており、ソシエダにとって不当な判定であったという論調で報じている。
媒体別まとめ
MARCA
アレハンドロ・グリマルドとジョナサン・デイビッドの得点を強調。アレックス・レミロが終盤10分で3失点したことを「過剰な罰」と表現し、アトレティコが精神的な後押しを得た試合だったと報じた。
Mundo Deportivo
アトレティコがアウェイでの苦手意識を克服し、リベンジを果たしたと報じた。また、移籍から12日目のジョナサン・デイビッドの適応力の速さに注目している。
Noticias de Gipuzkoa
先制のPK判定が議論の余地ありであると指摘。また、37年間クラブを支えた用具係のミッチェロ・オライゾラ氏の逝去についても報じている。
AS
試合の大部分が「退屈な時間」であったとしつつ、終盤10分で試合が決まったと分析。ジョナサン・デイビッドの得点を「期待させるゴール」と称賛した。
SPORT
「不条理なPK」から始まった幸運な快勝であったとし、シメオネ監督が頭痛の種を回避する結果になったと報じた。
編集部の見方
試合内容ではソシエダが上回っていた時間帯が長かったものの、結果として3-0という大差がついた点は、シメオネ監督の巧みな修正能力と、アトレティコの決定力の高さを示しています。特に新加入のジョナサン・デイビッドが早々に結果を出したことは、攻撃陣の層を厚くしたいチームにとって大きな収穫となるでしょう。
一方で、フリアン・アルバレスの負傷離脱は深刻な懸念材料です。エース候補が不在の中で、誰がその穴を埋めるのか、あるいはジョナサン・デイビッドがその役割を担うことになるのか、今後の起用法に注目が集まります。
トピック 2
バルサがレバンテに4-2で快勝し首位堅持も、後半に苦戦し「生き残った」形に
何が起きたか
FCバルセロナがアウェイのシウタ・デ・バレンシアでレバンテと対戦し、4-2で勝利した。これによりバルサはリーグ戦5連勝を飾り、レアル・マドリードに3ポイントの差をつけて単独首位を維持している。
試合はバルサが圧倒し、開始20分でリードを奪う展開となった。シャビ・エスパルトの先制点に続き、ラミン・ヤマルが2ゴールを挙げ、一度は0-3までリードを広げた。しかし、後半に入るとレバンテが猛反撃を見せ、バルサは正念場を迎える。最終的に試合終了間際にカリム・アデエミがゴールを決め、4-2で試合を締めくくった。
ハンジ・フリック監督は「後半は苦しんだが、満足している」としつつ、「(レバンテの)1点目は私の責任だ」と自らの交代策の遅さを認めた。また、「私たちは生き残った」と試合の展開を振り返った。一方、パウ・クバルシは「改善の余地がある」と自省的なコメントを残している。
これまでの経緯
バルサは今シーズン、17得点(3試合で5得点以上の試合あり)に対し失点2という圧倒的な攻撃力で開幕から快調を維持している。ハンジ・フリック監督は、チャンピオンズリーグのフェイエノルト戦と同様に、選手にエネルギーを持たせプレスを強めるために積極的なローテーションを導入しており、本試合でもエリック・ガルシアやシャビ・エスパルトらを起用した。
各紙の報じ方
主要各紙はバルサの勝利と首位維持を報じているが、試合内容については「幻想的な時間」と「集中力の欠如」が共存していたと分析している。特に後半にレバンテに追い上げられた点について、各紙が「苦しみ」や「恐怖」という表現を用いて強調している。
媒体別まとめ
MARCA
バルサが5連勝し首位を維持したことを報じつつ、個人のミスや集団的な集中力の欠如により、終盤に苦戦した点に注目した。また、ラミン・ヤマルが今季3試合目の得点を挙げたことを伝えている。
SPORT
アデヤミの決定的なゴールや、左サイドバックとして起用されたシャビ・エスパルトの役割について詳報。また、試合後のパウ・クバルシの様子やサポーター同士の掛け合いなど、ピッチ外の出来事にも触れた。
Mundo Deportivo
ラミン・ヤマルの活躍を称賛し、バルサが首位を独走する状況を伝えた。また、イーロン・マスクを着用して先発したエリック・ガルシアが、シウタ・デ・バレンシアで勝つことの難しさを指摘したことを報じた。
El Desmarque
2-4という結果と、ジョアン・ラポルタ会長が4ゴールを指で示した様子を伝えた。また、ラミン・ヤマルに対するマンディの反則が、わずか2秒の間に2回あったという特異な判定シーンを報じた。
Estadio Deportivo
バルサが6連勝(リーグ5連勝)を達成し、レアル・マドリードに3ポイントの差をつけたことを報じた。また、レバンテのルイス・カストロ監督がバルサの苦戦について言及したことを伝えている。
AS
バルサが今シーズン初めて「苦しみ」を味わう展開となったが、最終的に4-2で勝利し、首位の座を維持したことを報じた。
編集部の見方
完璧なスタートを切っているバルサだが、今回のレバンテ戦で見せた「リードした後の集中力の欠如」は、今後の強豪対決において警戒すべき点だろう。フリック監督が自ら交代策の遅さを認めたように、戦術的な修正スピードが今後の鍵となる。
注目はやはりラミン・ヤマルだ。得点量だけでなく、現地ではバロンドールにふさわしいという声まで上がっており、彼のパフォーマンスがチームの攻撃を牽引している。また、アデヤミのような決定力のある選手が、交代策として機能し始めている点も心強い。
レバンテのような粘り強いチームに苦しめられたことは、選手たちにとって良い警告になったはずだ。この「違和感」を解消し、さらなる完成度を高められるかが見どころとなる。
トピック 3
バレンシアに激震、コルベラン監督とゴーレイCEOを解任しブラウリオ前SDを電撃復帰
何が起きたか
バレンシアCFは、カルロス・コルベラン監督およびフットボールCEOのロン・ゴーレイを解任した。あわせてロン・ゴーレイが率いていたテクニカル・セクレタリー(リサンドロ・イセイ、ハンス・ギルハウス、アンドレス・サモラ、マレク・シャフェイ)も一斉に解任された。後任のスポーツディレクター(SD)には、オサスナから移籍金29万ユーロの違約金を支払って獲得したブラウリオ・バスケスが就任した。
コルベラン監督の解任は、セビージャFC戦での敗戦が決定打となった。今シーズンは開幕戦のセルタ戦で0-0に始まり、その後ベティス、デポルティーボ、バルセロナ、セビージャと4連敗を喫しており、得点はわずか1点に留まっている。バルセロナ戦の0-5という結果ですでに状況は悪化していたとされる。次戦のアラベス戦は、暫定的にオスカル・サンチェスが指揮を執る。
解任されたコルベラン監督は、「これは単なる別れではない。一つの物語と感情に別れを告げる」と、メスタージャのサポーターや選手、職員へ感謝の意を込めたメッセージを残した。
これまでの経緯
バレンシアはピーター・リム体制下でスポーツディレクターが頻繁に交代しており、今回のブラウリオ・バスケスはリム就任後7人目のSDとなる。ブラウリオは2010年から2013年にかけて同クラブのSDを務めた経験があり、今回の復帰は「家への帰還」となる。
また、解任されたロン・ゴーレイによる移籍市場での不十分な補強や、コルベラン監督による戦術的な解決策の欠如が、チームをリーグ最下位に転落させた要因として指摘されていた。
各紙の報じ方
主要各紙の報道内容はおおむね一致しているが、一部の媒体ではブラウリオ・バスケスの就任に伴い、エルネスト・バルベルデやジャゴバ・アラサテといった後任監督候補の名前を具体的に挙げて報じている。
媒体別まとめ
MARCA
コルベラン監督とゴーレイCEOの解任を報じるとともに、新SDのブラウリオが検討している後任監督の候補リストについて触れている。
El Desmarque
ピーター・リムが構造をゼロから作り直す決定をしたとし、ブラウリオ・バスケスの獲得のために違約金を支払ったことを報じている。
Superdeporte
ブラウリオ・バスケスの就任を「前向きな変更」と評価し、彼が過去にバレンシアのSDを務めていた際の補強実績について振り返っている。
SPORT
コルベラン監督の解任を「電撃的」と表現し、暫定的に指揮を執るオスカル・サンチェス率いるチームが次戦で初勝利を挙げられるかに注目している。
編集部の見方
ピーター・リムオーナーによる極めて強権的な「リセット」が実行された形です。監督だけでなく、CEOからスカウティングチームまで一気に刷新するという異例の措置であり、クラブの混乱ぶりと危機感が伺えます。
注目は、スペイン国内での実績十分なブラウリオ・バスケスが、短期間でどのような体制を再構築できるかです。特に、バルベルデやアラサテといった有力な監督候補を招聘できるか、そして最下位からの脱出を急げるかが焦点となるでしょう。
今日の1人
絶好調のアルダ・ギュレル、圧倒的な存在感で議論を巻き起こす
何が起きたか
レアル・マドリードのアルダ・ギュレルが、試合の中でヤン・ディオマンデを圧倒するパフォーマンスを披露しました。
Estadio Deportivoは「ヤン・ディオマンデへの強力な警告」と表現し、SPORTは「ヤン・ディオマンデを窮地に追い込んだ」と報じています。また、MARCAはアルダ・ギュレルの「絶好調な状態(estado de gracia)」が、チーム内での起用に関する議論を再燃させていると伝えています。
本日の現地報道では、対戦相手を翻弄した個人のパフォーマンスが高く評価されるとともに、その実力からして先発起用などの扱いをどうすべきかという問い(AS紙)に焦点が集まりました。
これまでの経緯
現在、レアル・マドリードにおいて非常に高いパフォーマンスを維持しており、現地メディアから「絶好調」と評される状態にあります。
直近30日間で約228件もの報道がなされており、クラブ内での重要性と注目度が急激に高まっている状況が伺えます。
編集部の見方
相手ディフェンダーを完全に封じ込めるほどの支配力を見せており、もはや「期待の若手」ではなく「即戦力の主軸」としての説得力を増しています。
現地メディアが「議論を呼んでいる」と報じている通り、今後の起用機会がさらに増える可能性が高く、レアル・マドリードの攻撃陣における不可欠なピースになれるかが見どころとなるでしょう。