2026-09-12 今日のラ・リーガ 3大トピック
2026-09-12(JST)・ 朝版 ・ 公開 2026.09.19 09:41
日曜夜のアノエタでソシエダとアトレティコが激突する一方、最下位に沈むバレンシアは監督解任の危機に直面しています。レアル・マドリードではモウリーニョ監督が心境を吐露し、エムバペのバロンドール適格性を巡る議論も巻き起こっています。波乱の予感漂うスペインサッカー界の最新動向をお伝えします。
トピック 1
レアル・ソシエダ対アトレティコ・マドリード、日曜21時にアノエタで激突
何が起きたか
レアル・ソシエダとアトレティコ・マドリードが、ラ・リーガ第5節の対戦を今週日曜日の21時からアノエタで行います。ソシエダは直近のエルチェ戦を2-3で制して勝利しており、ホームの利を活かして勝ち点3を狙います。
ソシエダ側は、負傷のアルバロ・オドリオソラと出場停止のジョン・マルティンが欠場確定となっており、さらに1名の選手が出場かどうかの不透明な状況にあります。攻撃陣では、先週のエルチェ戦で出場時間がなかったタケ・クボ、オーリ・オスカルソン、アンデル・バレネチェアの3名が、休養十分な状態で先発トリオを組む可能性があります。
ソシエダのペレグリーノ・マタラッツォ監督は、記者会見で「(以前の)コパの決勝で持っていた競争レベルを取り戻したい」と意欲を示しました。
これまでの経緯
アトレティコ・マドリードは、リーグ戦においては2019年以来、アノエタでの敗戦がないという好記録を持っています。一方で、ソシエダ側は2025年3月13日のオールド・トラッフォードでの試合において、フランス人審判ベノワ・バスティアンの判定が影響し、マンチェスター・ユナイテッドに敗れヨーロッパリーグ敗退となった記憶が今も残っています。
各紙の報じ方
主要各紙の報道内容は概ね一致していますが、MARCAはタケ・クボら攻撃陣の起用可能性に注目し、Diario Vascoは試合前にサポーターが『Txoria Txori』を合唱する演出について報じるなど、地元紙はスタジアムの雰囲気を強調しています。
媒体別まとめ
MARCA
タケ・クボ、オーリ・オスカルソン、アンデル・バレネチェアの3名が、エルチェ戦で出場時間がなかったため、休養十分な状態で攻撃のトリオを組む可能性を報じている。
Diario Vasco
マタラッツォ監督がコパ決勝時の競争レベルへの回帰を掲げていることや、試合前にアノエタのファンが『Txoria Txori』を合唱する計画があることを伝えている。
Noticias de Gipuzkoa
オドリオソラとジョン・マルティンの2名が欠場し、もう1名が疑わしいというチーム状況を報じている。
AS
アトレティコが2019年以降、この対戦相手にリーグ戦で負けていないというデータに触れ、リベンジを狙う構図を伝えている。
El Desmarque
日曜21時のキックオフに向け、アノエタが最高の準備を整えてこの注目の一戦を迎えることを報じている。
編集部の見方
日本人ファンにとって最大の注目点は、やはりタケ・クボ選手の起用状況でしょう。MARCAが報じている通り、直前の試合で温存されていたのであれば、万全の状態での先発が期待されます。
アトレティコ側がアノエタで長い無敗記録を誇る中、ソシエダがマタラッツォ監督のもとでどこまで対抗できるか。特に中盤の構成や、欠場者が的に影響する守備面での対応が試合の鍵を握りそうです。
トピック 2
バレンシアは最下位に沈む。セビージャに0-1で敗れコルベラン監督の解任危機が加速
何が起きたか
ラ・リーガ第5節でセビージャFCと対戦したバレンシアは、0-1で敗戦した。この結果、バレンシアは勝ち点1のまま最下位に留まり、コルベラン監督の進退に影響を与える厳しい状況となった。
試合は均衡した展開が続いたが、81分にセビージャのフアン・イグlesiasに先制ゴールを許し、そのまま試合終了となった。バレンシアは試合前から多くの負傷者を抱えていたが、さらに25分にはセサル・タルレガが右ハムストリングの痛みで交代し、守備陣の崩壊が加速した。一方のセビージャは、この勝利で開幕5試合で勝ち点10を積み上げている。
試合後、バレンシアのペペルは「物事がうまくいっていない。人々は説明に疲れている」と語り、現状へのもどかしさを露わにした。また、コルベラン監督は試合前に「ファンにチームの異なるイメージを見せたい」と意欲を示していた。
これまでの経緯
バレンシアはピーター・リム体制下でスポーツ面での衰退が続いており、ちょうど7年前の9月11日はマルセリーノ前監督が解任された日である。投資や野心の欠如が指摘される中、チームは深刻な負傷者問題を抱えており、本試合でもフルキエ、ディアカビ、ギド、ルイス・リオハ、コペテ、サディクらが欠場していた。
コルベラン監督は就任以来、これまで「不可侵」の立場にあったが、今季の極めて悪いスタートにより、その立場が揺らいでいる。また、監督がロドリ・エルナンデスに対して行った批判を巡り、元バルセロナ会長候補のトニ・フレイシャから「スポーツ面の不調から目を逸らさせたいだけだ」と批判されていた。
各紙の報じ方
主要各紙はバレンシアの惨状を報じているが、特にSuperdeporteは「持続不可能」と断じ、監督交代以外の解決策はないと激しく批判している。ASやEstadio デポルティーボ・ラ・コルーニャは、この敗戦がコルベラン監督の「死刑宣告」や「解任の瀬戸際」になる可能性を強調した。一方、セビージャ側を報じる媒体は、ホームでの強さを取り戻しつつある点に注目している。
媒体別まとめ
MARCA
フアン・イグlesiasのゴールによるセビージャの勝利を報じた。また、ルイス・ガルシア監督が作戦指示中にマイクが近すぎたことに不快感を示した場面を伝えている。
Superdeporte
バレンシアを「救いようのない最下位」と評し、コルベラン体制は持続不可能であると強く批判。また、ピーター・リム体制による7年間の衰退についても言及した。
SPORT
セサル・タルレガの負傷交代による守備陣の危機と、マルセリーノ解任から7年経ったクラブの現状について報じた。
El Desmarque
ペペルが「言葉はもう意味をなさない」と語った点や、ガヤによるPKの可能性などの判定面について触れた。
AS
コルベラン監督が解任の危機にあることを強調し、ペペルが現状を「簡単ではないスタート」と認めたことを伝えた。
Estadio Deportivo
セビージャの勝利を称賛する一方で、バレンシアを「赤色灯(最下位)」と呼び、コルベラン監督が決定的な打撃を受けたとした。
Mundo Deportivo
セビージャが勝ち点を積み上げる一方で、バレンシアは「集中治療室(UVI)」にあるかのような危機的状況であると報じた。
tribunadeportivavalencia.com
ジャスティン・デ・ハースが復帰して招集されたことや、多くの負傷者が不在の中で試合に臨んだことを報じた。
編集部の見方
勝ち点1という絶望的な数字に加え、試合中のセサル・タルレガの負傷という追い打ち。コルベラン監督にとって、戦術的な不備以上に、選手層の薄さと負傷者の続出という不可抗力に近い状況が首を絞めている印象です。
しかし、現地メディアの論調は極めて厳しく、もはや監督個人の責任を超えてクラブの構造的な問題(ピーター・リム体制)への怒りが爆発しています。日本のファンにとっても、かつての強豪がここまで崩壊し、監督が短期間で解任の危機に瀕する様子は衝撃的でしょう。
次節までに劇的な改善が見られない限り、コルベラン監督の解任は避けられない見通しです。注目は、彼がこの絶望的な状況からどう立て直すか、あるいはクラブがどのような決断を下すかという点に絞られるでしょう。
トピック 3
レアル・マドリード、ラージョ戦を前にモウリーニョ監督が心境を吐露
何が起きたか
レアル・マドリードは9月12日21:00より、サンティアゴ・ベルナベウでラ・リーガ第5節のラージョ・バジェカーノ戦を迎える。現在リーグ3位(勝ち点9)のチームは、前節のレアル・ベティス戦で0-1と敗れたため、ホームでの勝利による立て直しを必要としている。
ジョゼ・モウリーニョ監督は試合前、異例とも言えるタイミングでベルナベウの記者会見場に姿を現した。招集メンバーには、今シーズン初となるラウル・アセンシオが名を連ねている。また、チームはチャンピオンズリーグでインテル・ミラノを撃破した直後の状態でこの一戦に臨む。
モウリーニョ監督は、批判にさらされるヴィニシウス・ジュニオールについて「多くの実を結ぶ木にこそ石が投げられる。ヴィニシウス・ジュニオールは多くの実を結んでいる」と擁護した。また、F1スペインGPへの観戦意欲については「もし(ラージョ戦で)勝たなければ、人生はない」と語っている。
これまでの経緯
モウリーニョ監督はレアル・マドリードへの復帰に際し、戦力強化と最高の選手の獲得を条件としていた。クラブはこの要求に応じたが、その結果として、誰をスタメンに据え誰をベンチに置くかという、贅沢ながらも困難な選択を迫られる状況にある。
各紙の報じ方
主要各紙は試合の展望や招集メンバーを報じているが、MARCAはベルナベウで起きたブーイングに周囲が困惑している点に触れ、SPORTはF1スペインGPや2030年W杯決勝の開催地に関する監督の言及を詳しく伝えている。
媒体別まとめ
El Desmarque
ラージョ戦の予想ラインナップと共に、マドリングで開催されるF1スペインGPや、2030年W杯決勝に関するモウリーニョ監督の主張について報じている。
MARCA
チームが抱えていた潜在的な問題や、直近の試合でベルナベウからブーイングが起きたことに対し、監督の周囲が疑問を抱いていることを伝えている。
SPORT
試合の放送時間や招集メンバーを報じるとともに、監督がチュアメニとバルベルデを「親友」と呼んだことや、F1観戦の条件について報じている。
CCMA
モウリーニョ監督が、選手たちに寄り添い、特にヴィニシウス・ジュニオールを擁護する姿勢を見せていることを伝えている。
Mundo Deportivo
ラージョ戦の招集メンバーを公開し、特にラウル・アセンシオが今シーズン初めてメンバー入りしたことを強調している。
編集部の見方
モウリーニョ監督という強烈な個性が再びマドリードに君臨し、選手への強い信頼と、外部からの批判に対する防衛本能が色濃く出ている。特にヴィニシウス・ジュニオールへの擁護は、チームの結束を高める狙いがあるだろう。
注目は、豪華な補強を敢行した結果として生じている「誰を外すか」という悩みだ。インテル戦の勝利という勢いがある中で、ラージョ戦でどのようなメンバーを選出し、勝ち点3を奪還できるかが今後の信頼関係の鍵となる。
今日の1人
キリアン・エムバペ、バロンドール受賞の適格性を巡り議論の的に
何が起きたか
世界最高の選手に贈られる「バロンドール」の受賞者に誰がふさわしいかという議論が報じられました。
記事では、キリアン・エムバペがその候補として挙げられており、受賞に値するかどうかが焦点となっています。
本日の報道では、個人のパフォーマンスや実績に基づいた評価軸の中で、キリアン・エムバペの名前が中心的に取り上げられる形となりました。
これまでの経緯
世界的な注目を集めるトッププレイヤーとして、個人の栄誉であるバロンドールの有力候補の一人に位置付けられています。
直近の評価においても、常に議論の的にされるほどの影響力を持つ存在であることが伺えます。
編集部の見方
日本のファンにとっても、キリアン・エムバペが世界最高の称号を手にするのかは最大の関心事と言えるでしょう。特に受賞の是非が議論される局面にあるため、今後の動向から目が離せません。
今後は、この議論に終止符を打つような圧倒的な結果を残せるか、あるいは評価を確定させる決定的な活躍ができるかが注目ポイントとなります。