2026-08-22 今日のラ・リーガ 3大トピック
2026-08-22(JST)・ 夜版 ・ 公開 2026.09.19 09:41
モウリーニョ監督率いるレアル・マドリードが新星の決勝弾で劇的な開幕勝利を飾り、「第2章」の快走を予感させました。一方のベティスも守備の奮闘とボレー弾でソシエダを撃破したものの、バレンシアは得点ならず本拠地でブーイングを浴びる厳しいスタートとなりました。各チームが明暗を分ける結果となり、今シーズンの展望が交錯する開幕戦となりました。
トピック 1
バレンシア、セルタと0-0で開幕戦を終えメスタージャにブーイングが飛ぶ
何が起きたか
バレンシアはラ・リーガ2026-27シーズンの開幕戦(第2節)でセルタをホームのメスタージャに迎え、0-0で引き分けた。試合は守備が優先される展開となり、決定機に乏しい内容となった。
バレンシアはアルノート・ダンジュマを先発起用し、彼が前線で孤立しつつも決定機を作ったが、得点には至らなかった。統計ではシュート数(バレンシア8本、セルタ7本)、支配率(バレンシア44%、セルタ56%)となり、互いに決定力を欠いた。また、バレンシアのジャスティン・デ・ハースは足首の違和感により、後半開始からムクタル・ディアカビと交代した。
カルロス・コルベラン監督は「(試合は)均衡していた」としつつ、「弱体化させることなく、チームを完成させなければならない」と補強の必要性に言及した。一方、ジャビ・ゲラは「引き分けが最も公正だ」と語りつつ、サポーターからのブーイングについて「私たちも勝ちたいが、常にできるわけではない」と述べた。
これまでの経緯
今回の試合が行われたメスタージャ・スタジアムは1923年5月に建てられた歴史的な球場であり、特別な計画に変更がない限り、今シーズンが現在のスタジアムでの最後のシーズンとなる。バレンシアは2027年夏にヌー・メスタージャへの移転を予定している。
また、バレンシア側にはパブロ・マフェオが招集に加わった一方、ルイス・リオハが不在であった。セルタ側は、ホームのバラリドスのピッチ状態不良により第1節が延期されていたため、この試合がシーズン開幕戦となった。
各紙の報じ方
主要各紙の報道内容は概ね一致しているが、MARCAやEstadio Deportivoは、試合内容への不満から一部のサポーターが「カルロス・コルベラン、辞任」と唱えたことや、ブーイングが起きたことを強調して報じている。一方でSuperdeporteなどは、メスタージャの最後の一年という感情的な側面に焦点を当てている。
媒体別まとめ
MARCA
試合内容に失望したメスタージャの観客が、コルベラン監督に辞任を求める声を上げたことを報じた。また、セルタがアウェイで安定した戦いを見せたことを評価している。
AS
試合を「慎重さが幻想に勝った」と表現し、0-0の引き分けを報じた。コルベラン監督がチームの補強が必要であると述べた点に触れている。
Superdeporte
メスタージャでの最後の一年の始まりという文脈で報じ、ジャビ・ゲラの活躍やデ・ハースの交代理由について詳細に伝えた。
Mundo Deportivo
アイデアと正確性に欠けた試合だったとし、バレンシアがブーイングの中で試合を終えたことを報じた。
Estadio Deportivo
バレンシアがサポーターを絶望させた内容だったとし、コルベラン監督が批判を受け入れたことを伝えている。
El Desmarque
アルノート・ダンジュマが決定機を逃したことや、デ・ハースの負傷によるディアカビの復帰について報じた。
編集部の見方
新スタジアムへの移転を控えた思い出深いメスタージャでのラストシーズン開幕戦となったが、あまりにも物足りない内容に終わった。特に、就任早々にサポーターから辞任を求められるほどの厳しい空気が流れたことは、コルベラン監督にとって大きなプレッシャーとなるだろう。
注目すべきは、監督自身が認めている「不完全なスカッド」という点だ。移籍市場の閉幕まで1週間強というタイミングで、どれだけ実効性のある補強ができるかが、今シーズンの命運を分けることになる。日本のファンにとっても、歴史的なスタジアムの最後の一年というドラマ性と、チームの危機的状況がどう交錯するのかが見どころとなる。
トピック 2
モウリーニョ率いるハビ・レアルが劇的勝利!新星カルロス・エスピが決勝弾
何が起きたか
ジョゼ・モウリーニョ監督のレアル・マドリードが、ラ・リーガ第2節でエスパニョールと対戦し、2-1で勝利した。ジョゼ・モウリーニョにとって13年2ヶ月21日ぶりとなるハビ・レアルでの公式戦復帰戦となった。
試合は前半にジュード・ベリンガムが先制したが、エスパニョールのアレックス・カラトラバが同点に追いつき、1-1のまま試合は終盤へ。しかし、後半に投入されたカルロス・エスピが90分に決勝ゴールを決め、ハビ・レアルに劇的な勝利をもたらした。
試合後、モウリーニョ監督は「(ハビ・レアルは)勝つに値した。エスパニョールは負けるに値しなかった」と語り、またヴィニシウス・ジュニオールへの扱いについて「ヴィニシウス・ジュニオールへのいじめがある」と主張した。決勝弾を決めたカルロス・エスピは「世界で一番幸せだ」と喜びを語った。
これまでの経緯
レアル・マドリードは今シーズン、モウリーニョ監督の復帰という「モウリーニョ・エラ 2.0」をスタートさせた。ジョゼ・モウリーニョは前節までの期間に、戦術面だけでなくチームのあり方そのものを自分の色に染めることを掲げていた。
対するエスパニョールは、開幕戦でレバンテに3-0で完勝しており、自信を持ってこの試合に臨んでいた。
各紙の報じ方
主要各紙は試合結果とジョゼ・モウリーニョの復帰に注目しているが、ヴィニシウス・ジュニオールを巡る騒動の報じ方に差が出ている。MARCAやMundo Deportivoは、ヴィニシウス・ジュニオールが相手選手や観客と衝突した場面や、観客からの「ビーチボール」という揶揄するチャントを詳細に伝えている。一方で、モウリーニョ監督はヴィニシウス・ジュニオールが受けている状況を「いじめ」であると強調した。
媒体別まとめ
SPORT
ジョゼ・モウリーニョのレアル復帰戦を報じ、守備の課題を指摘しつつ、カルロス・エスピの決勝ゴールによる勝利を伝えた。また、ヴィニシウス・ジュニオールについて「別世界の選手だが、スタジアムの6万人に挑むべきではなかった」と監督の言葉を引用している。
AS
カルロス・エスピの決勝ゴールを「衝撃的なデビューゴール」と報じた。また、試合後のSNS上でエスパニョール側がヴィニシウス・ジュニオールの警告を求めた投稿に対し、クルトゥアが皮肉を込めて反論したことを伝えている。
Estadio Deportivo
モウリーニョ体制の幕開けを「苦しい勝利」と表現し、ジュード・ベリンガムの先制点、アレックス・カラトラバの同点弾、そしてカルロス・エスピの決勝弾という経過を詳報した。
El Desmarque
カルロス・エスピをMVPとして評価し、彼がジョゼ・モウリーニョを救ったと報じた。また、エスパニョールのマノロ・ゴンサレス監督がカルロス・エスピをハビ・レアルの最大の武器としていた点に触れている。
Mundo Deportivo
ヴィニシウス・ジュニオールが試合開始直後からエスパニョールのカララらと衝突したことや、観客へのジェスチャーなど、ピッチ上の不協和音を重点的に報じた。
MARCA
ヴィニシウス・ジュニオールに対する観客の「ビーチボール」チャントや、彼が受けたタックルを巡る論争を報じた。また、モウリーニョ監督がヴィニシウス・ジュニオールへの「いじめ」を主張したことを伝えている。
編集部の見方
ジョゼ・モウリーニョという強烈な個性が再びレアル・マドリードに舞い戻ったことで、ピッチ内外ともに波乱含みのシーズンになることが予想されます。特にヴィニシウス・ジュニオールを巡る騒動への介入ぶりは、かつての「チームを団結させるために外敵を作る」という彼のスタイルが再燃しているようにも見えます。
注目すべきは、新星カルロス・エスピの衝撃的なデビューゴールです。ジョゼ・モウリーニョが彼を投入して結果を出したことは、監督の眼力と、チームに新しい血が注入されたことを意味しており、今後の起用次第ではハビ・レアルの攻撃陣に新たな局面をもたらすでしょう。
トピック 3
ベティスがソシエダに1-0で勝利、リケルメのボレー弾と守備陣の奮闘が光る
何が起きたか
レアル・ベティスが、2026-27シーズンの開幕戦でレアル・ソシエダを1-0で撃破した。試合はラ・カルトゥハで行われ、ベティスが勝利を収めた。
試合の決定打となったのはロドリゴ・リケルメによるボレーシュートだった。また、ベティスのGKアルバロ・バジェスが3つのセーブを記録し、特に82分にアイエン・ムニョスのクロスから訪れたオリスカルソンの決定機を阻止した場面が試合を締めくくった。一方のソシエダは、18歳のアレックス・マルシャルが後半に途中出場し、プリメーラ・ディビシオンでのデビューを果たした。また、アンデル・バレンエチェアは後半開始早々に疲労と違和感を訴えて交代した。
ベティスのリケルメは「精神面と身体面で多く努力した」と語り、GKバジェスは「(決定的なセーブは)我々にとってゴールを決めたのと同じ」と述べた。対するソシエダのペレグリーノ・マタラッツォ監督は、「(内容としては)負けるに値しなかった」と悔しさを滲ませた。
これまでの経緯
ベティスのロドリゴ・リケルメは昨シーズン、ラ・リーガでジローナ戦に決めた1ゴールのみにとどまり、貢献度の低さから多くの批判を浴びていた。また、パブロ・フォルナルスは、ベティスを21年ぶりにチャンピオンズリーグへ復帰させた功績により、ラ・リーガ2025-26シーズンの最優秀ミッドフィールダー賞を受賞している。
各紙の報じ方
主要各紙の報道内容は概ね一致しているが、ベティス側はリケルメの覚醒や新加入のフラン・ガルシア、ファクンド・ベルナルの好発進を強調している。一方、ソシエダ側は決定力不足や、マルシャルのデビュー、バレンエチェアの負傷懸念などに焦点を当てている。
媒体別まとめ
AS
ヤンゲル・エレーラがピボットとして好 performans を見せたことや、アイエン・ムニョスが残留し出場したことを報じている。
Mundo Deportivo
パブロ・ガルシアがサポーターに別れを告げたが、ハル・シティとの合意はまだ遠いことを伝えている。
SPORT
GKアルバロ・バジェスがオリスカルソンの決定機を止めたシーンを、ゴールを決めたのと同等の価値があるとして高く評価した。
MARCA
18歳のアレックス・マルシャルがプリメーラでデビューしたことや、パブロ・ガルシアの「予防的な」別れの挨拶について報じている。
Estadio Deportivo
ベティスのアイデンティティが維持されていることや、ラ・カルトゥハでの入場トラブルにより多くのファンが不便を強いられたことを報じた。
Diario Vasco
マタラッツォ監督が「競り合いは十分だった」と語ったことや、選手個人のパフォーマンスに対する数値評価を掲載した。
El Desmarque
パブロ・フォルナルスが昨季の最優秀MF賞を受賞したことや、試合後のマタラッツォ監督とオリスカルソンの会話について触れている。
Noticias de Gipuzkoa
アンデル・バレンエチェアが交代後、検査の必要はない状態でリカバリートレーニングに参加したことを報じた。
編集部の見方
昨季低迷していたリケルメが、開幕戦で決勝ゴールを挙げて最高の形でスタートを切った点は見逃せない。精神的・肉体的な改善を口にしており、今シーズンのベティスの攻撃陣におけるキーマンになる可能性がある。
一方のソシエダは、内容面で劣っていなかったものの決定力に泣いた形だ。特にオリスカルソンの決定機を逃したことが響いており、次戦のレアル・マドリード戦に向けて、マタラッツォ監督がいかにして得点力を改善させるかが焦点となる。
今日の1人
ジョゼ・モウリーニョ、レアル・マドリードで「第2章」始動。初戦は勝利も課題山積
何が起きたか
ジョゼ・モウリーニョがレアル・マドリードの指揮官として復帰し、エスパニョール戦でデビューを果たしました。試合は2-1で勝利し、カルロス・エスピのゴールがチームを救ったと報じられています。また、若手のアレクシス・シリアをデビューさせた場合、セビージャFCに300万ユーロが支払われるという契約条件についても言及されました。
各媒体は、41分に及ぶ記者会見に隠されたメッセージや、ジョゼ・モウリーニョらしいゴールセレブレーションに注目しています。一方で、ヴィニシウス・ジュニオールに対し「別次元の選手で大好きだが、スタジアムの6万人を敵に回すべきではなかった」と苦言を呈したことや、守備陣の不安定さ(「後ろが漏れている」状態)に絶望する様子が伝えられています。
本日の報道では、勝利という結果を得つつも、チーム内の「内通者(topo)」を探るための罠を仕掛けるなど、彼特有の駆け引きや波乱含みの再出発が強調される形となりました。
これまでの経緯
ジョゼ・モウリーニョはレアル・マドリードで「第2の時代」を開始しました。初戦から勝利が義務付けられている厳しい状況に置かれています。
チームには「モウリーニョ革命」の兆しが見え始めていますが、同時に守備面の脆弱性や選手管理といった課題に直面しており、即効性と混乱が共存する立ち位置にあります。
編集部の見方
かつての宿敵とも味方ともなった名将が、再びマドリードのベンチに戻ってきた衝撃は計り知れません。特にヴィニシウス・ジュニオールへの厳しい指導や、チーム内の人間関係をコントロールしようとする手法は、今後のチームビルディングにどう影響するか注目点です。
初戦こそ勝利しましたが、報道にある「守備の不安」や「内通者の存在」といった火種をどう消し止めるのか。勝利至上主義のジョゼ・モウリーニョが、再びマドリードに黄金時代をもたらすのか、あるいは短期間で嵐を巻き起こすのか、その動向から目が離せません。