2026年9月19日(土) | 朝夕刊エディション
La Liga Journal & Media Analytics EL CLÁSICO DIARIO エル・クラシコ・ディアリオ | スペイン現地報道・定点観測ジャーナル
← 日次ダイジェスト一覧

2026-07-24 今日のラ・リーガ 3大トピック

2026-07-24(JST)・ 夜版 ・ 公開 2026.09.19 09:41

バルサが快勝しFIFAによる負傷補償への動きが出る一方、バレンシアは守備陣の深刻な人手不足に直面しています。セビージャは親善戦を勝ち抜き、GKフローレスが好調を維持しています。また、ロドリの手術日程と今後の去就について、マレスカ監督がプランを明言し注目が集まっています。

トピック 1

バルサ、プレシーズン初戦でCEエウロパに4-1で快勝。デ・ヨング負傷にFIFAが補償へ

7 媒体が報道

何が起きたか

ハンジ・フリック率いるFCバルセロナが、プレシーズン最初のテストマッチでCEエウロパ(プリメーラ・フェデラシオン)と対戦し、4-1で勝利した。試合はシウダ・エスポルティーバ・ジョアン・ガンペルのカン・ティト・ビラノバにて、非公開(クローズド)形式で行われた。

この試合では、多くのカンテラ(下部組織)出身選手やユース選手が起用され、その実力が光る結果となった。一方で、新加入のカリム・アデエミはトレーニングには合流していたものの、この試合では出場機会を得られなかった。フリック監督は試合後、選手たちにこの週末の休暇を与え、次なるイングランドでのステージ(合宿)に備えさせた。

また、フレンキー・デ・ヨングがワールドカップ期間中に右膝内側側副靭帯を断裂した件について、FIFAがバルセロナに補償金を支払うことが明らかになった。

これまでの経緯

バルセロナとCEエウロパの対戦は、約30年ぶりとなる。最後に対戦したのは1998年のコパ・カタルーニャ決勝で、当時はジョゼ・モウリーニョがバルサのベンチに座っていたが、PK戦の末にエウロパが勝利した経緯がある。

デ・ヨングの負傷については、米国でのワールドカップ中のトレーニングで発生した。本人はその後オランダ代表として3試合に出場したが、バルセロナ側はオランダ代表の医療管理が状況を悪化させたと考えており、強い憤りを感じている。

各紙の報じ方

試合結果については主要各紙で一致しているが、視点に差がある。SPORTやEl Desmarqueはカンテラ選手の活躍やカリム・アデエミの出場機会がなかった点に注目している。一方でMARCAやMundo Deportivoは、過去のモウリーニョ時代の対戦エピソードや、デ・ヨングの負傷に伴うFIFAの補償問題など、背景や周辺情報に深く触れている。

媒体別まとめ

MARCA

CEエウロパ戦の結果に加え、デ・ヨングがワールドカップで右膝内側側副靭帯を断裂し、FIFAがバルサに補償金を支払うことを報じた。

Mundo Deportivo

非公開で行われたCEエウロパ戦の結果を報じるとともに、かつてジョゼ・モウリーニョが指揮した際のエウロパ戦での敗戦について言及した。

SPORT

カンテラ選手の活躍を強調し、新加入のカリム・アデエミがようやくトレーニングを開始したものの、初戦では出場しなかったことを伝えた。

El Desmarque

バルサが4-1で快勝したことを報じるとともに、デ・ヨングの負傷管理を巡るオランダ代表への不満と、FIFAの補償について触れた。

CCMA

非公開のトレーニングマッチとして行われたCEエウロパ戦に、バルサが4-1で勝利したことを簡潔に報じた。

Estadio Deportivo

バルサがCEエウロパに快勝したことを報じ、あわせて8月19日にキャンプ・ノウでエジプトのアル・アハリとジョアン・ガンペル杯を戦うことを伝えた。

編集部の見方

新体制となったフリック監督の下で、まずは若手主体の構成で快勝を収めた点はポジティブなスタートと言える。特にカンテラ選手の台頭は、限られた予算の中で戦うバルサにとって重要な要素となるだろう。

懸念されるのはデ・ヨングの長期離脱だ。中盤の要を欠く状況で、FIFAからの補償金という経済的側面だけでなく、いかにして戦術的な穴を埋めるかが今後の焦点となる。また、カリム・アデエミのような新戦力がいつ実戦形式でフィットしてくるかも注目したい。

トピック 2

バレンシア、右サイドバックに深刻な人手不足。ルボ・イランソ負傷で危機的状況に

6 媒体が報道

何が起きたか

バレンシアCFのカルロス・コルベラン監督が、右サイドバックの選手不足という深刻な問題に直面している。金曜日のトレーニング中にルボ・イランソが違和感を訴えて退いたため、現在チームには右サイドバックの選手が不在の状態となった。

この状況を受け、クラブはウィリアム・ミケルブレンシスとの交渉を再開させた。また、移籍市場では優先的に右サイドバックの獲得を急いでおり、あわせてコルベラン監督が既に知るジョシュ・マヤなどの攻撃的なプロファイルを持つフォワードの補強も検討している。

ルボ・イランソの負傷の程度については、今後の医療検査の結果を待つ必要がある。また、若手のルーカス・ヌニェスはセグンダ・ディビシオンのエイバルへ期限付き移籍することが決定した。

これまでの経緯

バレンシアにとって右サイドバックのポジションは、移籍市場の開始当初から優先事項であった。特にティエリ・レンダルとレンゾ・サラビアの退団後、このポジションの確保はさらに重要性が増していたが、主要な候補が脱落し、日程が迫る中で「迷宮」のような困難な状況に陥っていた。

各紙の報じ方

主要各紙の報道内容はおおむね一致しているが、El Desmarqueはミケルブレンシスへの接触再開やジョシュ・マヤのプロファイルについて具体的に触れ、SPORTやEstadio Deportivoは右サイドバック不在という「緊急事態」としての側面を強調している。

媒体別まとめ

El Desmarque

ルボ・イランソの負傷により右サイドバックが不在となったため、ウィリアム・ミケルブレンシスとの交渉を再開したと報じた。また、攻撃陣の補強としてジョシュ・マヤが候補に挙がっている点にも言及している。

SPORT

右サイドバックの状況を「迷宮」と表現し、主力脱落と日程の逼迫により状況が緊急事態になっていると報じた。また、ルボ・イランソが負傷し、カステリョン戦に出場できない見込みであると伝えている。

Estadio Deportivo

シーズン開幕まで約1ヶ月あるが、カルロス・コルベラン監督が右サイドバックに選手を抱えていないという深刻な人手不足の問題を報じた。

編集部の見方

開幕まで1ヶ月を切ったタイミングで、特定のポジションに選手が一人もいないという状況は極めて異例であり、フロントの編成能力が問われる局面と言えます。特にルボ・イランソの離脱が決定打となったことで、ミケルブレンシスなどの獲得を急がざるを得ない状況です。

また、ルーカス・ヌニェスの放出など、選手の流出が続く中でどのように戦力を整えるのか。コルベラン監督が求めるプロファイルの選手を短期間で確保できるかが、シーズン序盤の成否を分ける鍵となるでしょう。

トピック 3

セビージャがコルドバとの親善戦でPK戦の末に勝利、GKフローレスが好調

5 媒体が報道

何が起きたか

セビージャFCがコルドバCFとの親善試合「トロフェオ・プエルタス・デ・コルドバ」に出場し、0-0のまま迎えたPK戦を5-4で制して優勝した。

試合は決定的なチャンスに欠け、暑さの影響もあり、時間内に得点は出なかった。しかし、試合終盤には緊張感が高まり、セビージャのホセ・アンヘル・カルモナとケビン・メディナの2名が退場処分となる乱闘騒ぎが発生した。

コルドバのキャプテン、イスマ・ルイスは試合後、「私たちはまだリズムを掴んでいるところであり、コンセプトを身につけているところだ」と語った。

これまでの経緯

セビージャは現在、給与枠を確保するためにチデラ・エジュケやアドリア・ペドロサの放出を検討しており、今回のコルドバ戦の招集メンバーには多くのユース選手が含まれていた。また、GKのオルヤン・ニランドが退団したため、ホセ・イグナシオ・ナバーロが市場で後任を探している状況にある。

各紙の報じ方

主要各紙の報道内容は概ね一致しているが、Estadio DeportivoやEl Desmarqueは、若手GKアルベルト・フローレスの活躍に注目し、彼が後任候補として適任である可能性を示唆している。

媒体別まとめ

SPORT

セビージャが0-0のままPK戦(5-4)でコルドバに勝利し、トロフェオ・プエルタス・デ・コルドバを獲得したと報じた。また、コルドバのイスマ・ルイス主将のコメントを伝えている。

El Desmarque

試合中のホセ・アンヘル・カルモナとケビン・メディナの退場劇に触れるとともに、GKアルベルト・フローレスの活躍を強調した。

AS

チデラ・エジュケとアドリア・ペドロサが放出候補となっており、そのためコルドバ戦の招集メンバーにユース選手が多く含まれていたことを報じた。

Estadio Deportivo

セビージャがPK戦で勝利した結果を伝え、GKアルベルト・フローレスが自身の能力を証明したと報じた。

編集部の見方

主力選手の放出が検討される中で、ユース出身のアルベルト・フローレスが好調を維持している点は注目に値します。特にGKポジションの補強が急務となっているセビージャにとって、内部昇格という選択肢が現実味を帯びてくるかもしれません。

一方で、親善試合でありながら2名の退場者を出した精神的な不安定さは懸念材料です。リーグ開幕まで残り3週間というタイミングで、チームの規律とコンディションをどう整えるかが今後の焦点となるでしょう。

今日の1人

ロドリの手術日程と去就に注目、マレスカ監督が今後のプランを明言

5 媒体が報道

何が起きたか

ロドリ選手の今後のスケジュールと移籍の噂について報じられています。エンツォ・マレスカ監督は、ロドリが月曜日に手術を受けること、その後は休暇を挟んでチームに復帰することを明言しました。

各媒体では、レアル・マドリードへの移籍の可能性が「不透明である」と伝えられる一方で、マンチェスター・シティが後任候補としてマルク・ベルナルを検討しているとの報道もありました。また、ロドリ本人がかつてオペル・コルサで練習に向かっていたエピソードを語り、チームメイトにからかわれながらもそれを楽しんでいたという人間味のある一面も伝えられています。

本日の報道は、怪我からの復帰プロセスという医学的な側面と、移籍市場における去就という戦略的な側面の二極化しており、依然として極めて高い注目を集めています。

これまでの経緯

現在は手術を控えた状況にあり、復帰に向けた準備段階にあります。チーム内では、彼が不在であることによる影響が大きく、特にレアル・マドリード側にとっての損失として語られるなど、戦術的な重要性が非常に高い立ち位置にあります。

編集部の見方

日本のファンにとっては、世界最高峰のアンカーである彼がいつピッチに戻ってくるのか、そして手術後のコンディションがどうなるのかが最大の注目点となるでしょう。

移籍の噂が絶えませんが、監督が「戻ってくる」と明言していることから、まずは手術の成功とリハビリテーションの経過を見守る局面に入ったと言えます。