2026-06-06 今日のラ・リーガ 3大トピック
2026-06-06(JST)・ 夜版 ・ 公開 2026.09.19 09:41
レアル・マドリードでは6月7日の会長選に向け、フロレンティーノ氏と財務危機を警告するリケルメ氏による激しい攻防が展開されています。 ピッチ上では、昇格プレーオフ準決勝の第1戦でカステリョンとアルメリアが1-1の引き分けに終わりました。 また、バレンシアの新スタジアム「ヌエボ・メスタジャ」では、待望の屋根工事に前進が見られています。
トピック 1
レアル・マドリード会長選、フロレンティーノ対リケルメが6月7日に激突
何が起きたか
レアル・マドリードの会長および新理事会を選出する選挙が6月7日(日)に行われる。現職のフロレンティーノ・ペレスと、挑戦者のエンリケ・リケルメの2名が立候補し、クラブの指揮権を争う。
投票は午前9時から午後20時まで行われ、ソシオ(会員)たちが投票所に足を運ぶ。両候補は選挙戦の最終盤にそれぞれの方針を提示しており、フロレンティーノはジョゼ・モウリーニョ、イブラヒマ・コナテ、デンゼル・ドゥムフリーズの獲得を確約した。対するリケルメは、アーリング・ハーランドやロドリの獲得を約束し、さらに当選すればユルゲン・クロップを監督に据えると自信を見せている。
リケルメは「明日、私たちはクラブの売却か、クラブがソシオのものであり続けるかを選択して投票する」と述べ、フロレンティーノがクラブを売却しようとしていると主張した。一方、フロレンティーノは「レアル・マドリードのシャツは嘘で汚されるものではない」とリケルメを強く批判した。
これまでの経緯
今回の選挙は、過去23年間にわたりクラブを率いてきたフロレンティーノ・ペレスの現行管理モデルを維持するか、あるいは構造的な変更とソシオの参加拡大を掲げるリケルメの代替案を採用するかという選択となる。両候補の間には42歳の年齢差があり、資産額は合わせて60億ユーロ以上にのぼる。
各紙の報じ方
主要各紙は選挙の日程や候補者の公約を報じているが、リケルメのクロップ監督就任公約に対し、代理人が否定したことを伝えて「顔に跳ね返った」とするSPORTや、バルサのソシオがフロレンティーノの続投を圧倒的に支持しているとするMundo デポルティーボ・ラ・コルーニャなど、視点に違いが見られる。
媒体別まとめ
SPORT
選挙の日程や投票時間を詳細に報じるとともに、リケルメが掲げたクロップ監督就任の公約が代理人に否定されたことを伝えている。
MARCA
リケルメが「クラブの売却かソシオの所有か」という対立構造を強調したことや、フロレンティーノが一部のジャーナリストの役割について言及したことを報じている。
Estadio Deportivo
リケルメがソシオに投票を呼びかけ、クラブの経済状況への懸念を示したことや、フロレンティーノによるリケルメへの激しい攻撃について伝えている。
Mundo Deportivo
リケルメが投票前日にバスケットボールの試合を観戦したことや、バルサのソシオの74.66%がフロレンティーノの続投を支持しているというアンケート結果を報じている。
El Desmarque
ジョゼ・モウリーニョかクロップかという監督人事へのファンの関心や、リケルメがアーリング・ハーランドやロドリの獲得を約束していることを報じている。
編集部の見方
現職のフロレンティーノ・ペレス氏が築き上げた絶対的な体制に、新興の実業家であるリケルメ氏がどう挑むのかが最大の注目点です。特に、モウリーニョ氏の再来か、クロップ氏の招聘かという監督人事に関する対立は、今後のチームの方向性を決定づける重要な要素となるでしょう。
また、リケルメ氏が主張する「クラブ売却」という論点は、ソシオ制を維持するレアル・マドリードにとって極めてセンシティブな問題です。この主張がどれだけ会員の心に響き、現体制への不満を突き動かすかが、選挙結果を左右すると考えられます。
トピック 2
カステリョン対アルメリアは1-1で引き分け、昇格プレーオフ準決勝の第1戦
何が起きたか
プリメーラ昇格プレーオフ準決勝の第1戦で、カステリョンとアルメリアが対戦し、1-1の引き分けとなりました。これにより、シリーズは同点状態で第2戦へと持ち越されました。
試合はカステリョンのホーム、カスタリアで行われました。前半終了間際にブリニャーニが踵(かかと)で先制しカステリョンがリードしましたが、後半にアルメリアのセルヒオ・アリバスが同点ゴールを決めました。カステリョンは最大15本のシュートを放ち、決定機を何度も作りましたが、アルメリアのGKアンドレス・フェルナンデスの活躍もあり、勝ち越しに至りませんでした。
カステリョンのパブロ・エルナンデス監督は「勝つに値していたという感覚を持って(試合を終える)」と語り、決定力不足を悔やみました。一方、アルメリアのルビ監督は、プランが明確であると述べ、決勝進出に向けて意欲を示しています。
これまでの経緯
ラ・リーガ・ハイパーモーションのシーズン最高潮となる昇格プレーオフが開催されています。ラシン・サンタンデールとデポルティーボ・ラ・コルーニャがすでに昇格を確定させている中、カステリョン、アルメリア、ラス・パルマス、マラガの4チームが、プリメーラ(ラ・リーガ EA スポーツ)への最後の一枠を争っています。
各紙の報じ方
主要各紙の報道内容はおおむね一致していますが、SPORT紙はカスタリアを「地獄」と表現し、そこで耐え抜いたアルメリアを強調しています。また、Estadio デポルティーボ・ラ・コルーニャ紙はカステリョンのシュート数(15本)という具体的な数値に触れ、アルメリアのGKアンドレス・フェルナンデスの貢献を強調しています。
媒体別まとめ
AS
カステリョンがホームの利を活かして全力で挑んだことを報じるとともに、試合のハイライトとゴールシーンについて伝えています。
SPORT
アルメリアが「カスタリアの地獄」で耐え抜いたと表現し、セルヒオ・アリバスの同点弾によって引き分けに持ち込んだことを報じています。
Mundo Deportivo
両チームにとって結果がオープンな状態であるとし、アルメリアは第2戦で勝利しなければならない状況であると伝えています。
MARCA
ブリニャーニとアリバスの得点による引き分けを報じ、緊張感と期待感に包まれた試合展開であったことを伝えています。
Estadio Deportivo
セルヒオ・アリバスがカスタリアを静まり返らせたとし、カステリョンの決定力不足とアルメリアのGKアンドレス・フェルナンデスの決定的な活躍を報じています。
編集部の見方
ホームで主導権を握りながら勝ちきれなかったカステリョンにとって、非常に悔しい結果となったはずです。特に15本ものシュートを放ちながら1点に留まった点は、第2戦に向けて大きな反省点となるでしょう。
一方で、耐えて同点に追いついたアルメリアは、精神的な優位を持ってホームでの第2戦に臨むことができます。GKアンドレス・フェルナンデスの好調さが、このシリーズの鍵を握りそうです。
日本のファンにとっても、プリメーラ昇格をかけた極限の状態での戦いは注目に値します。次戦の火曜日に、どちらが最後の一枠を掴み取るのか、激しい攻防が期待されます。
トピック 3
バレンシアの新スタジアム「ヌエボ・メスタジャ」の屋根工事が前進
何が起きたか
【何が起きたか】 バレンシアは、新スタジアム「ヌエボ・メスタジャ」の建設において、巨大な屋根を支えるためのコンプレッションリング(圧縮リング)および50本の柱の設置を完了した。クラブはこの進捗をTwitterの動画などを通じて報告しており、スタジアムの頂点にはバレンシアのクラブ旗とコミュニタット・バレンシアナの旗が掲げられている。
設置された50本の柱にはS355鋼が使用されており、これらが今後建設される大規模な屋根を支える構造となる。この工事の進展により、2027年夏の開場という目標に向けた計画が予定通りに進んでいることが示された。
具体的な発言はブリーフに記載されていないが、クラブはSNSを通じてこれらの設置完了を公表している。
これまでの経緯
【これまでの経緯】
各紙の報じ方
【各紙の報じ方】 主要各紙の報道内容はおおむね一致している。SPORT、El Desmarque、Mundo デポルティーボ・ラ・コルーニャの3紙が、コンプレッションリングと50本の柱の設置完了について具体的に報じている。
媒体別まとめ
SPORT
2027年夏の開場を目指し、屋根を支えるコンプレッションリングと50本の柱の設置が進んだことを報じている。
El Desmarque
屋根を支えるリングと柱の設置完了を報じるとともに、クラブ旗と地域旗が掲げられたことに触れている。
Mundo Deportivo
S355鋼の柱50本とコンプレッションリングの設置が完了し、建設が予定通りに進んでいることを伝えている。
編集部の見方
【編集部の見方】 長らく懸念されていた新スタジアムの建設がついに具体的な形状を伴い、前進している点はファンにとって大きな朗報と言える。特に屋根という大規模な構造物の基礎が完成したことは、2027年開場という目標への現実味を増させる。
今後の注目点は、このインフラ整備がクラブの財政状況や運営にどのようなプラスの影響を与えるか、そして予定通りに完工し、再びメスタージャの地で試合が行われる日が来るかという点だろう。
今日の1人
レアル・マドリード会長選を巡るリケルメ氏の激しい攻防と財務危機への警鐘
何が起きたか
レアル・マドリードの会長選挙を控え、エンリケ・リケルメ氏がクラブの所有権を巡る重要な投票への参加を会員に呼びかけました。リケルメ氏は、クラブが「会員所有」であり続けるか、あるいは「売却」されるかの瀬戸際に立っていると主張しています。
具体的には、フロレンティーノ・ペレス現会長がクラブの売却を企てていると批判し、深刻な「財務危機」が隠蔽されていると訴えました。また、自身が会長に就任すればユルゲン・クロップ氏を監督に迎えると自信を見せています。対するペレス側は「レアル・マドリードのシャツを汚してはならない」と反撃し、メディア(トマス・ロンセロ氏など)からは今回の動きを「大失敗(gatillazo)」と評する声も上がっています。
本日の報道では、リケルメ氏とペレス氏の両名が合わせて60億ユーロ以上の資産を持つという富豪同士の対立構造が強調されており、単なるスポーツの枠を超えた権力闘争として大きく取り上げられました。
これまでの経緯
リケルメ氏は現在、レアル・マドリードの会長候補として活動しており、現体制であるフロレンティーノ・ペレス氏に真っ向から対立する立場にあります。
直近30日間で約294件の報道がある通り、クラブの所有形態や財務状況、そして次期監督人事といった根本的な運営方針を巡り、激しい論争の渦中にあります。
編集部の見方
日本のファンにとって注目すべきは、単なる人事争いではなく「クラブの売却」という、伝統あるソシオ(会員)制の根幹を揺るがす問題が議論されている点です。もしリケルメ氏の主張通り財務危機があるならば、今後の補強戦略にも大きな影響が出るでしょう。
明日の投票結果次第で、監督にクロップ氏が就任するという劇的な変化が起こる可能性があります。権力闘争の結末が、ピッチ上のチーム編成にどう波及するのか、その動向から目が離せません。