2026-05-31 今日のラ・リーガ 3大トピック
2026-05-31(JST)・ 夜版 ・ 公開 2026.09.19 09:41
デポルティーボの1部昇格決定やブライアン・サラゴサのプレーオフ絶望など、2部リーグの勢力図が確定しました。一方でレアル・マドリードでは会長選を巡る内部対立が激化し、クラブの所有形態を巡る議論が紛糾しています。また、代表選出に伴うバルベルデら選手の動向や、チーム内の不協和音など、選手間の人間関係にも注目が集まっています。
トピック 1
デポルティーボが1部昇格決定!ラ・リーガ2部レギュラーシーズンが終了し昇格プレーオフも決定
何が起きたか
ラ・リーガ2部(ラ・リーガ ハイペルモーション)のレギュラーシーズンが終了し、ラシン・サンタンデールとデポルティーボ・ラ・コルーニャの2チームが1部(ラ・リーガ EA スポーツ)への直接昇格を決めました。また、残る1枠を争う昇格プレーオフに進出する4チームとして、アルメリア、マラガCF、UDラスパルマス、カステリョンの4クラブが確定しました。
最終節では、デポルティーボはホームのリアソルでUDラスパルマスに1-2で敗れましたが、昇格を祝う歓喜に包まれました。一方、プレーオフ争いでは、マラガCFがレアル・サラゴサを0-2で撃破し、カステリョンがエイバルに勝利して6位でプレーオフ圏内に入りました。アルメリアはレアル・バリャドリードに勝利し3位を確保しています。プレーオフの対戦カードは、カステリョン対アルメリア、そしてラスパルマス対マラガCFに決定しました。
デポルティーボのアントニオ・イダルゴ監督は、最終戦の敗戦について「(昇格後の)お祝いの1週間で、足がもう限界だった」と振り返りました。また、マラガCFのフアンフラン・フネス監督は「今日は何かの始まりだ」と、プレーオフへの意欲を語っています。
これまでの経緯
デポルティーボは、今回の昇格によりクラブにとって不可欠な部分を取り戻したと感じており、街全体が祝祭ムードに包まれています。一方、カステリョンは1991年に1部を離れて以来、35年ぶりの1部復帰を目指してプレーオフに挑むことになります。
各紙の報じ方
主要各紙の報道内容はおおむね一致していますが、MARCAやEl Desmarqueは、デポルティーボの昇格祝いで2万人以上のサポーターがピッチに乱入したことでリアゾルの芝が破壊され、後日予定されているスペイン対イラクの親善試合に影響が出る懸念があることを具体的に報じています。
媒体別まとめ
AS
アルメリアが3位を確保したことや、マラガCFのプレーオフ進出、デポルティーボの昇格後の状況などを報じている。
SPORT
デポルティーボの昇格を特集し、カステリョンがプレーオフ進出をかけた「決勝戦」に勝利したことを伝えている。
Mundo Deportivo
マラガCFがブライアン・サラゴサに勝利してプレーオフ枠を勝ち取ったことや、カステリョンが35年ぶりの1部復帰に挑むことを報じている。
MARCA
昇格を決めたデポルティーボのサポーターによるピッチ乱入で、スタジアムの芝が深刻なダメージを受けたことを強調している。
Estadio Deportivo
レギュラーシーズンの最終結果をまとめ、プレーオフの対戦カードが確定したことを伝えている。
El Desmarque
昇格プレーオフの対戦カードと日程を確定させ、デポルティーボの昇格祝いでスタジアム施設に損害が出たことを報じている。
編集部の見方
名門デポルティーボの1部復帰は、スペインサッカー界にとって非常に象徴的な出来事です。サポーターの熱狂が激しすぎてスタジアムの芝を破壊してしまうほどであり、彼らにとっての昇格がいかに切望されていたかが分かります。
今後の注目は、やはり昇格プレーオフです。特に35年ぶりの復帰を狙うカステリョンや、実力のあるアルメリア、マラガCF、ラスパルマスが激突し、どのチームが最後の一枠を勝ち取ってデポルティーボとラシンテに合流するのか、日本のファンにとっても見逃せない展開となるでしょう。
トピック 2
レアル・マドリード会長選が激化、フロレンティーノ氏のクラブ売却案にリケルメ氏が猛反発
何が起きたか
レアル・マドリードの次期会長を決める選挙を巡り、現職のフロレンティーノ・ペレス氏と対立候補のエンリケ・リケルメ氏の緊張が高まっている。6月7日に予定されている投票を前に、両者はクラブの所有構造や運営方針を巡って激しく対立している。
フロレンティーノ氏は、クラブの所有構造を変え、ソシオ(会員)に経済的な所有権を付与する計画を掲げており、その一環としてクラブの数パーセントを売却する案を提示した。一方のリケルメ氏は、これを「クラブの民営化」であると批判。また、リケルメ氏は自身が当選した場合には獲得させる予定の「クラックス」が2名いると明かし、そのうち1名の名前を公表した。
フロレンティーノ氏は「5%を購入する者が支配することはない」と述べた。対してリケルメ氏は、「フロレンティーノは偉大な会長だったが、だからといってクラブを売る権利があるわけではない」とし、「我々の歴史の中で最大の脅威だ」と強く批判している。
これまでの経緯
レアル・マドリードでは20年ぶりに会長選挙が行われることとなり、現職のフロレンティーノ氏と実業家のエンリケ・リケルメ氏が対立する構図となっている。投票日は6月7日に設定されており、投票場所がシウダ・デ・バルテリに指定されたことで対面投票率が低下することが予想され、郵便投票における公証人の雇用が不可欠な状況となっている。
各紙の報じ方
主要各紙は共通して選挙戦の激化を報じているが、MARCAやSPORTはリケルメ氏がフロレンティーノ氏の売却案を「最大の脅威」と呼んで猛反発している点に重点を置いている。一方、ASは両者が試合会場で至近距離にいたことや、フロレンティーノ氏が「ネグレイラ事件」に関する資料をセフェリン氏に渡すと予告したことなど、個別の動向を報じている。
媒体別まとめ
AS
フロレンティーノ氏がチャンピオンズリーグ決勝でセフェリン氏に「ネグレイラ事件」の資料を渡すと予告したことや、選挙を7日後に控えたリケルメ氏とフロレンティーノ氏が試合会場で至近距離にいたことを報じている。
Mundo Deportivo
郵便投票の重要性と公証人の必要性について言及。また、リケルメ氏が当選時に獲得させる選手の名前を明かしたことや、フロレンティーノ氏の民営化計画への批判を報じている。
SPORT
選挙の日程や投票場所などの詳細を伝えるとともに、リケルメ氏がフロレンティーノ氏の売却案を「レッドラインを越えた」として激しく非難していることを報じている。
Estadio Deportivo
リケルメ氏が今回の選挙は実質的にクラブ売却に関する「レファレンダム(国民投票)」であると主張し、激しい口調で攻勢に出ていることを報じている。
MARCA
フロレンティーノ氏が提示した所有構造の変更案と、それに対するリケルメ氏の猛反発を報じている。特にリケルメ氏がこれをクラブ史上最大の脅威と見なしている点を強調している。
編集部の見方
伝統的にソシオによる所有を誇りとするレアル・マドリードにおいて、「一部売却」というフロレンティーノ氏の提案は極めて衝撃的な論点となっている。リケルメ氏がここを最大の攻撃材料としているため、選挙結果は単なる人事交代ではなく、クラブの所有形態という根本的なアイデンティティを問う結果になるだろう。
また、リケルメ氏が具体的な補強策を提示し始めている点も見逃せない。フロレンティーノ氏の経営手腕か、リケルメ氏が提示する新たなスター選手か。日本のファンにとっても、今後の移籍市場に影響を与える重要な局面となるはずだ。
トピック 3
ウルグアイ代表にバルベルデら4名選出、チュアメニはバルベルデとの衝突に言及
何が起きたか
マルセロ・ビエルサ率いるウルグアイ代表の2026年ワールドカップ出場メンバー26名が発表されました。ラ・リーガからはフェデ・バルベルデ(レアル・マドリード)、ロナルド・アラウホ(バルセロナ)、ホセ・マリア・ヒメネス(アトレティコ・マドリード)、フェデ・ビニャス(レアル・オビエド)の4名が選出されました。一方で、ルイス・スアレスは選外となりました。
ウルグアイはワールドカップのグループHでスペイン、サウジアラビアと同組となり、大会開幕まであと11日に迫っています。また、レアル・マドリードのオーレリアン・チュアメニは、フランス代表の合宿地であるクレールフォンテーヌでの記者会見にて、チームメイトであるバルベルデとの間で起きた騒動について初めて公に言及しました。
チュアメニはバルベルデとの衝突について「何かが起きた」と述べつつ、現在の個人的な関係については「現時点でバルベルデとの間に問題はない」と語っています。
これまでの経緯
チュアメニとバルベルデの二人は、エル・クラシコ前の試合の一つで衝突しており、この騒動の結果、バルベルデが病院へ運ばれ、両名に多額の罰金が科せられたことが報じられています。
各紙の報じ方
主要各紙の報道内容はおおむね一致していますが、MARCAはラ・リーガ所属選手の選出人数と具体名に重点を置いており、Mundo デポルティーボ・ラ・コルーニャやCCMAはルイス・スアレスの不在を強調しています。
媒体別まとめ
MARCA
ビエルサ監督が発表したW杯メンバーに、ラ・リーガからバルベルデ、ロナルド・アラウホ、アレックス・ヒメネス、フェデ・ビニャスの4名が選出されたことを報じ、ルイス・スアレスが選外となったことを伝えている。
Mundo Deportivo
ウルグアイ代表のW杯メンバーにバルベルデ、ロナルド・アラウホ、アレックス・ヒメネスが含まれていることと、ルイス・スアレスが不在であることを報じた。また、チュアメニがバルベルデとの衝突について記者会見で言及したことを伝えている。
SPORT
チュアメニとバルベルデの衝突について報じ、バルベルデの入院や両名への多額の罰金という結果に触れ、チュアメニが沈黙を破ったことを伝えている。
Estadio Deportivo
チュアメニがバルベルデとの衝突について沈黙を破り、現在は個人的に問題がないと語ったことを報じている。
CCMA
ロナルド・アラウホ、バルベルデ、アレックス・ヒメネスらがW杯メンバーに選出された一方で、ルイス・スアレスが選外となったことを報じている。
El Desmarque
ビエルサ監督がW杯に向けてラ・リーガから4名の選手を招集したことを報じ、ウルグアイがグループHでスペインの主要なライバルになることに触れている。
編集部の見方
ウルグアイ代表において、バルベルデらラ・リーガ組が中核として期待される一方、象徴的な存在であるルイス・スアレスが選外となった点は、ビエルサ体制における世代交代の明確な意思表示と言えるでしょう。スペイン代表と同組となったため、ラ・リーガの選手たちがどのようなパフォーマンスを見せるか注目が集まります。
また、レアル・マドリード内部で起きたとされるバルベルデとチュアメニの衝突は、バルベルデの入院や多額の罰金という深刻な事態にまで発展していたことが分かります。チュアメニが公に「現在は問題ない」と述べたことで、チームとしての関係修復が進んでいることが伺えますが、今後のチームワークに影響が出ないか注視する必要があります。
今日の1人
【絶望の終局】ホームで敗北し、プレーオフへの道が絶たれたブライアン・サラゴサ
何が起きたか
セグンダ・ディビシオン第42節、レアル・サラゴサ対マラガCFの一戦が行われ、ブライアン・サラゴサはホームで0-2と敗戦しました。この結果により、ブライアン・サラゴサはプレーオフ進出の可能性を失い、シーズン終了となりました。
SPORT紙は「葬儀」や「悲惨な倦怠感」という言葉を用い、絶望的な試合展開を報じました。また、ダビド・ナバロ監督が試合後に「今日は恥をかかないことが重要だった」と語ったことや、スタジアムの芝の状況が悪く、8月中旬まで使用不能になる内部監査の結果についても触れています。
ムンド・デポルティーボ紙は、ホームのラ・ロマレダ・スタジアムがブーイングの中でブライアン・サラゴサを見送ったと伝えました。全体として、チームの崩壊とサポーターの怒りが強調される非常に厳しい扱いとなっています。
これまでの経緯
所属するレアル・サラゴサにおいて、プレーオフ進出という目標を掲げて戦ってきましたが、最終盤の重要な局面でマラガに敗れ、目標達成は不可能となりました。
直近30日間で約13件の報道があり注目されていましたが、今回の敗戦によって今シーズンの活動は事実上の終了となり、非常に厳しい状況に置かれています。
編集部の見方
日本のファンにとっては、名門クラブがシーズン最終盤でここまで無残な形で脱落し、さらにスタジアムの設備問題(芝の交換)まで重なったという、チーム全体の機能不全状態に注目が集まることになります。
今後の見通しとしては、プレーオフ進出という目標を失った喪失感に加え、ホームスタジアムが8月中旬まで使えないという物理的な制約があるため、次シーズンに向けた立て直しは非常に困難なスタートになると予想されます。