フリアン・アルバレス獲得計画とアトレティコ・マドリードとの攻防

バルセロナは、アトレティコ・マドリードのフリアン・アルバレスの獲得を今夏の最優先事項としている。フリアンはワールドカップのオーストリア戦後に移籍を希望する発言をしており、バルセロナはこの姿勢を歓迎している。アトレティコはフリアンの発言に激怒しており、バルセロナが契約を半年以上残す選手と交渉したとしてFIFAに提訴する構えを見せているが、バルセロナ側はこれに対して『好きなようにすればいい。何の意味もない』と全く意に介していない。フリアン自身もアトレティコ加入前にディエゴ・シメオネ監督と直接交渉していたことを明かしており、『個人的な決断だった。何人かのチームメイトやチョロとも話した。このクラブが私のベストなバージョンを見つけるためのツールを提供してくれると感じた。だから決断した。シメオネは前の数日間、何度も電話をかけてきてくれた。彼が私に何を求めているのか、このシャツを着て代表としてどう生きるのかを少しずつ理解していった。チョロとは話をして、彼が私に来てほしいと思っていること、チームを助けてくれること、そして私の長所を伸ばす手助けをしてくれることを言ってくれた』と語っている。

移籍実現に向けてはまだ長い道のりがある。フリアンはアトレティコ首脳陣と会談し、自身の立場を明確にする必要がある。アトレティコがPSGへの売却を検討していることを知っているフリアンは、なぜ自身が希望するバルセロナとの交渉に応じないのかを問いただす予定である。フリアンはPSGやアーセナルへの移籍は考えていない。アトレティコのチームメイトであるアレックス・バエナは『いいや、チームメイトを売るつもりはない。クラブとして考えれば、直接のライバルに選手を売ることは絶対にない。プレミアリーグ?いや、私ならどこにも行かせない。残ってほしい。私なら彼を鎖で繋いでおくよ。でも、一人の人間として彼が夢を追いかけたいのなら、私たちが何をできるというんだ。彼は最高のシーズンを過ごせなかったから、もしかしたら満足していないのかもしれない。私も自分のシーズンには満足していないが、私はここにいたいし、アトレティコのすべてを愛している。ファン、スタジアム、スタッフ、チームメイト、街...。2ヶ月前には彼が去りたがっていたとは思わないが、まあ、サッカーは変わるものだ』と語っている。

アトレティコがバルセロナとの交渉の扉を開いた場合、デコSDが再び動き出す。以前バルセロナは1億ユーロのオファーを提示したが返答はなかった。今回はフリアンの姿勢を後押しするために、1億2000万ユーロから1億3000万ユーロまでオファーを引き上げる用意がある。ただし、レアル・マドリードが過去に提示したとされる1億5000万ユーロには到達しない方針である。アトレティコは過半数の株式を保有する投資ファンドのアポロに説明責任があり、1億5000万ユーロ未満での売却は筋が通らないと考えている。マテウ・アレマニーSDとジョアン・ラポルタ会長の不仲も交渉を複雑にしている。

さらに、CENAFEのミゲル・ガラン会長が提起した「スビアウレ・テスト」と呼ばれる法的仮説も浮上している。これはスペイン国内のクラブ間の対立であるため、FIFAではなくスペインの国内法(王令1006/1985号)が適用されるというものである。この法令の第16条に基づき、選手が一方的に契約を解除した場合の違約金は、労働裁判所が状況に応じて設定することになる。過去にイバン・スビアウレがレアル・ソシエダからアスレティック・ビルバオへ移籍した際、法外な違約金が500万ユーロに減額された前例がある。フリアンの5億ユーロという違約金も、給与や市場価値に照らし合わせて不釣り合いと判断されれば、1億ユーロ程度まで大幅に減額される可能性がある。いずれにせよ、このオペレーションはアルゼンチン代表のワールドカップでの戦いが終わるまでは解決しない。(via SPORT / MARCA / ElDesmarque / Mundo Deportivo)