幻となった神童ペドリのレアル・マドリード加入 テネリフェのおじいちゃんが降らせた大雪の魔法
宿敵バルセロナの絶対的な要として君臨し、先日のワールドカップをスペイン代表として制覇したペドリですが、彼の父フェルナンド・ゴンサレス氏(テネリフェ・テグエストのバルサペーニャ会長)が、かつてペドリがレアル・マドリードへ加入する寸前まで行っていたという、驚くべき裏話を告白しました。
ペドリはラス・パルマスに在籍していた時代、レアル・マドリードのスカウトの誘いを受け、Valdebebasで1週間の公式なテストに参加。プレーの技術は高く評価され、契約手続きに入る手前まで進んでいました。しかし、その週の後半、マドリードを前代未聞の「凄まじい大雪(Nevada)」が襲い、ピッチが完全に氷結してすべてのトレーニングや面談が白紙・キャンセルに。
フェルナレス氏は笑顔を交えながら、家族の中で今でも語り継がれている伝説を明かしました。
『私たちは全員が熱狂的なバルセロニスタだ。あのValdebebasを真っ白に染め上げた大雪は、ペドリが白いシャツを着るのを阻止し、愛するバルサに行かせるために、天国のおじいちゃん(ペーニャ創設者)が意図的に空から降らせた魔法だったんだよ』。
このおじいちゃんの愛情と大雪のいたずらにより、ペドリのマドリード加入は幻となり、その後のバルサでの輝かしい歴史が始まっていきました。 (via SPORT)
サンティアゴ・ベルナベウの例外 ラ・リーガの審判音声公開プロトコルが実施されない理由
ラ・リーガは今シーズンから、透明性の確保を目的に、審判のVAR判定時の対話音声や試合後の公式インタビューをメディア向けに生配信する、画期的な新システムを導入しました。
すでに多くのスタジアムで審判団のリアルな声がスピーカーから流れ、好評を博していますが、王者の本拠地「サンティアゴ・ベルナベウ」だけは、このプロトコルが実施されない唯一の「例外スタジアム」となっています。
その理由は、レアル・マドリードが LaLiga および RFEF との間で続けている深刻な放映権・テレビ放送枠を巡る対立にあります。クラブ側は、外部オペレーターのスタジアム内へのアクセス制限、および接続可能時間を「キックオフの直前」に制限する厳格なルールを敷いているため、TV局が審判への試合前のマイクテストや中継接続の物理的なインフラを構築することが不可能となっています。
結果として、他のチームのサポーターが審判の丁寧な解説に耳を傾ける中、ベルナベウのファンだけがその恩恵を受けられないという、奇妙な構造的な制限が発生しています。 (via SPORT)
ポスト・クロースのアンカー補強難航 意中のWhartonやStiller獲得断念とモウリーニョ監督の自信
トニ・クロースの引退により、マドリードの最大の問題は「中盤の絶対的なオーガナイザー」の不在ですが、ロドリ獲得失敗に続き、ターゲットリストに挙がっていた代替候補たちとの交渉も、相次いでドアを完全に閉ざされました。
第一の候補であったクリスタル・パレスのイングランド代表MFアダム・ウォートン(Adam Wharton)ですが、パレス側が要求した「8000万ポンド(約9300万ユーロ)」の巨額な価格設定、およびピエール・サージュ監督による『ウォートンは非売品であり、今夏クラブを去るタイミングでは絶対にない』という強硬なブロックにより、交渉は完全に凍結。
第二の候補として、かつてトニ・クロース自身が『自分の後継者に最もふさわしい完璧な男』としてクラブに直々に推薦していたシュトゥットガルトのアンゲル・スティラー(Angelo Stiller)ですが、契約の格安解除条項(3650万ユーロ)をシュトゥットガルト側が200万ユーロのペナルティを支払って自ら破棄。現在は5000万ユーロ以上に引き上げられ、移籍交渉は破綻しました。
この厳しい現実に対し、モウリーニョ監督は会見で、現有スカッドへの絶対的な信頼を口にしました。
『私にとって今夏の移籍マーケットは完全に閉じている。これ以上の補強は一切望んでいない。ロドリを逃したことは事実だが、我がチームにはチュアメニ、バルベルデ、カマヴィンガ、そしてアルダ・ギュレルという世界最高の若手たちが揃っている。ギュレルは将来的にクロースやモドリッチのように、10番(トップ下)から8番、そして中盤を完全に統率する6番(アンカー)へと進化していく卓越したインテリジェンスがある。中盤に何の不安も存在しない』。 (via SPORT)