新監督の経歴と直近の挫折

🌎 これまでエクアドルのインデペンディエンテ・デル・バジェやメキシコのクルス・アスルで、魅力的なプレースタイルと確かな結果を残し、名声を高めてきた。インデペンディエンテ・デル・バジェでは、スペイン人のミゲル・アンヘル・ラミレス監督の元で1年間アシスタントコーチを務めた後、18ヶ月間にわたってトップチームを指揮し、ヨーロッパリーグに相当するコパ・スダメリカーナで優勝を果たしている。メキシコのクルス・アスルでは素晴らしいアペルトゥーラ(前期リーグ)を戦い抜き、勝ち点記録を打ち立てたことでヨーロッパ進出への扉を開いた。

しかし、直近の2つの挑戦となったポルトガル(FCポルト)とブラジル(ボタフォゴ)での経験は、決してハッピーエンドにはならなかった。FCポルトでは、アンドレ・ビラス=ボアス会長の強い希望で就任したものの、オタビオやニコ・ゴンサレスといった主力が売却され、即戦力となる代役が不在だった。アンセルミ自身もパブロ・トーレの獲得を断り、夏まで資金を温存する決断を下したが、クラブW杯での大不振が引き金となり解任された。

続くボタフォゴでは、ティアゴ・アルマダ(現アトレティコ・マドリード)の移籍金を巡ってアトランタ・ユナイテッドから提訴され、FIFAから補強禁止処分を受けるという極めて厳しい状況下での船出となった。若手主体の起用や場当たり的な編成を余儀なくされ、さらに処分が解除された後も3日ごとに試合が続く過密日程に追われ、自身のメソッドを浸透させる時間を与えられなかった。結果として、わずか2ヶ月で解任の憂き目に遭っている。(via SPORT)