エムバペの「嬉しくない?」不敵な投稿と、ロッカールームの絆、工程を見守るモウリーニョの「永遠」発言

レアル・マドリード対レアル・ソシエダ戦を4-1の逆転勝利で飾り、圧巻のハットトリックを記録したキリアン・エムバペが、試合後にSNSに投稿した謎めいたメッセージが周囲をざわつかせています。

エムバペはインスタグラムに、持ち帰った記念ボールを抱えた自身の姿と共に『嬉しくないのかい?これでもハットトリックだよ』と書き込みました。一部のメディアでは、この一言がバルサのラミン・ヤマルに対する当てこすりではないかと噂されました。ヤマルは、自身の親友であるマルク・カサドアレハンドロ・バルデ、そしてレアル・ソシエダへの移籍が間近に迫っているヘクトル・フォルトらが相次いでバルサを去るかもしれないという現状に深く思い悩み、エルチェ戦やその後のトレーニングでも笑顔が消え、ひどく落ち込んだ表情を見せているからです。

しかし、より有力視されているのは、昨シーズンからエムバペやチームに浴びせられ続けてきた懐疑的な批判者たちへの皮肉だという見方です。この日のベルナベウでも、マドリードが前半を1-1で終えた際、スタンドからは不満を漏らす「ざわめき」が響いていました。その重苦しい空気を後半の爆発で一撃で粉砕したエムバペが、自身の健在ぶりを示すために放ったアイロニーに満ちた返答というのが真相です。

試合後のロッカールームは、彼へのリスペクトと一体感に満ち溢れていました。チームメイト全員がハットトリックの記念ボールにサインを書き込み、アントニオ・リュディガーやピタルチらは『美しいぞ!』といった温かい賛辞を添え、チームの揺るぎない結束を示しました。

さらにジョゼ・モウリーニョ監督も、エムバペへの激賞を惜しみませんでした。指揮官は『世界を制覇した偉大な選手は25人いるが、歴史の永遠にその名を残すのはただ一人だけだ。それは、ワールドカップという最高峰の舞台で最も多くのゴールを積み上げた男、彼だけだ。レアル・マドリードで新しい伝説を打ち立てようとする、彼の凄まじいハングリー精神を感じる』と語り、チームを引っ張る彼の姿勢を称えました。

その一方で、試合後のモウリーニョ監督の退勤時に冷や汗をかくようなアクシデントが発生しました。監督がスタジアムから愛車で出発した際、周辺を覆い尽くしていた興奮した数多のサポーターが、赤信号で車が停まった瞬間に一斉に車を取り囲みました。信号が青になっても、スマートフォンのカメラを向けたファンたちが車の前に立ち塞がって道を塞ぎ、モウリーニョ監督は非常に危険な状況の中で少しずつしか前進できないというトラブルになりました。

また、W杯王者としてベルナベウでの公式戦デビューを果たした新加入のマルク・ククレジャは、試合後のインタビューで心境を明かしました。ククレジャは『試合そのものよりも、試合前のセレモニーの方がはるかに足が震えました。スペイン中が血の滲むような努力で勝ち取ったあの歴史的なトロフィーを、ファンの前でお披露目する瞬間は本当に胸がいっぱいで、一生忘れられない体験になりました』と語り、スタンドの家族への感謝を口にしました。ククレジャはまた、同じく王者であるソシエダのミケル・オヤルサバルにピッチ上で『一緒にポーズをとろう』と声を掛け、手を取り合って喜びを分か分かち合う感動的なシーンを見せました。

さらにチームメイトとなったエムバペについて『エムバペと同じユニフォームを着てプレーできるのは最大の特権です。彼がいれば全てがシンプルになります。これほど集中している彼が味方にいれば、チームはそれだけで何段階もレベルアップします。これが今シーズンの最初のハットトリックであることを祈ります』と絶賛。ヴィニシウス・ジュニオールに対しても『後半の彼の献身的なプレッシングと最後まで戦い抜く姿勢は素晴らしかった。彼ほどの選手がそれだけの姿勢を示すことで、私たち全員がベスト以上の力を出さなければならないという心地よい緊張感が生まれます』と最大限の賛辞を送りました。(via Estadio Deportivo / ElDesmarque / Mundo Deportivo)