黒幕疑惑:アトレティコがバルサ移籍を拒絶する背後に宿敵マドリーと米ファンドの深い蜜月関係

なぜアトレティコはバルサへの売却を頑なに拒否するのか、その冷酷な姿勢の裏に宿敵レアル・マドリードのフロレンティーノ・ペレス会長の暗躍を疑う声が、バルサ関係者の間で急速に広がっています。

アトレティコの筆頭株主は、今年3月にクラブの過半数株式を取得したアメリカの投資ファンド「アポロ(Apollo Sports Capital)」ですが、このアポロという存在は、ペレス会長率いる建設大手「ACS」と非常に深いビジネスパートナー関係にあります。遡ること2014年12月17日、ACS傘下のLeightonはサービス部門の50パーセントをアポロに売却して「50:50 investment partnership(対等投資パートナーシップ)」を構築したほか、2021年にも共同経営会社を運営していました。さらに、レアル・マドリードがサンティアゴ・ベルナベウの改修工事のために2億2500万ユーロの追加融資を調達した際、アポロが主要な投資家として資金を拠出した事実が判明しています。

現在、アトレティコの取締役会はアポロが任命した5人の役員が主導しており、彼らが中心となってバルサへの売却阻止を満場一致で決定しました。さらに物議を醸しているのが、2026年6月9日にレアル・マドリードが「アトレティコに対してジュリアン・アルバレスへ1億5000万ユーロの公式オファーを提示し、拒否された」という極めて異例のプレスリリースを発表した一件です。マドリーの関心はその後すぐに立ち消えましたが、この公式発表の直後、アトレティコはアルバレスに「移籍を希望するなら1億5000万ユーロのオファーを持参せよ」と書面で通達していました。この一連の動きは、宿敵マドリー側がバルサの資金力を削るために意図的に価格を吊り上げるための共同工作だったのではないか、という疑惑の目を向けさせるのに十分な根拠となっています。 (via SPORT)