巨額の利益を生む下部組織選手の売却ラッシュ
💶レアル・マドリードの下部組織「ラ・ファブリカ」は、トップチームの戦力としてではなく、クラブに莫大な利益をもたらす「金脈」として機能している。今夏の移籍市場において、カンテラ出身選手の売却で得た総収入は驚異の1億8150万ユーロに達している。この数字は、ダンフリース(2000万ユーロ)、ククレジャ(6000万ユーロ)、そしてカルロス・エスピ(2500万ユーロ)の獲得に費やした1億500万ユーロの支出をすでに大きく上回っている。
🏴木曜日には、バルデベバスで歴史的な一日が記録された。アルバロ・アルベロアが監督を務めるプレミアリーグのフラムに対し、ゴンサロ・ガルシアの保有権の70%を4000万ユーロで、さらにセサル・パラシオスの保有権の70%を1000万ユーロで売却するダブルオペレーションが完了した。これだけで5000万ユーロの収入である。Driblabのデータによると、ゴンサロは昨シーズン45試合で12ゴール4アシストを記録しており、ボールロスト(0.34)、ドリブル成功(0.43)、パス成功率(84.2%)、キーパス(0.52)などのプレー関与の指標でエスピを上回っていたが、クラブは売却を選択した。
🇮🇹さらに、フィオレンティーナへビクトル・バルデペーニャスを完全移籍で放出することも公式発表された。移籍金は800万ユーロで保有権の50%を譲渡する形となり、5年契約を結んだ。最初の3年間は1000万ユーロから1200万ユーロの間で買い戻しオプションが行使できる契約となっている。19歳で1.88mの左利きCB兼左SBであるバルデペーニャスは、アルベロア監督の下で昨季のUEFAユースリーグ制覇に貢献し、シャビ・アロンソ監督時代にアラベス戦でトップチームデビューを果たしていた。
💰これまでの夏に完了したその他の下部組織選手の売却は以下の通りである。ニコ・パスがコモへ6000万ユーロ(マドリードは8000万ユーロの買い戻しオプションを保持、モラタに次ぐ史上2番目の高額売却)、ビクトル・ムニョスがリバプールへ2000万ユーロ(保有権の50%)、マリオ・ヒラがラツィオからミランへの移籍に伴い1500万ユーロ(保有権の50%)、アルバロ・ロドリゲスがエルチェからボーンマスへ1250万ユーロ(保有権の50%)、アレックス・ヒメネスがボーンマスへ1250万ユーロ(保有権の50%)、そしてマリオ・マルティンがヘタフェへ350万ユーロ(保有権の50%)で移籍した。また、フランコ・マスタントゥオーノもミラン、ナポリ、フィオレンティーナからのオファーを受けてセリエAへのレンタル移籍が濃厚となっており、選手本人はモウリーニョ監督に対し『イタリアへ行く』と伝えている。トップチームに在籍する純粋なカンテラ出身選手は現在、ラウル・アセンシオとアルバロ・カレラスの2名のみとなっているが、アセンシオは売却候補であり、カレラスは昨季ベンフィカから5000万ユーロで買い戻された選手である。(via MARCA) (via SPORT) (via ElDesmarque) (via Mundo Deportivo)
深刻なCB不足とモウリーニョ監督の補強要請
🚑レアル・マドリードの最終ラインは、過去数シーズンにわたり深刻な負傷の連鎖に苦しめられており、現在もまさに「野戦病院」と化している。ジョゼ・モウリーニョ監督は就任以来、世界最高レベルのセンターバックの補強を強く訴え続けているが、フィオレンティーナ戦を前にその危機的状況はさらに悪化している。
🏥現在、トップチームのセンターバックで起用可能な選手は一人もいない。ディーン・ハイセンは金曜日のトレーニングを欠席し、筋肉の問題で今後2週間の離脱が確定した。ラウル・アセンシオは右脚の大腿直筋の筋肉損傷により4〜6週間の離脱となり、プレシーズンを完全に棒に振ることになった。エデル・ミリトンは昨シーズンから引きずっている大腿二頭筋の重傷により復帰までまだ数ヶ月を要する状態である。アントニオ・リュディガーはワールドカップ出場による休暇から水曜日に合流したばかりで、負傷がちな体質を考慮し、ロンドンでの専門医による特別な治療プログラム(注射と厳格なフィジカル管理)を経ているため、慎重な調整が求められており遠征から外れた。さらに、新加入のイブラヒマ・コナテはワールドカップ後の休暇中であり、8月第2週まで合流しない。ダビド・アラバはすでにフリーで退団している。
💶この緊急事態を一時的に凌ぐため、モウリーニョ監督はやむを得ずカスティージャのラミニ・ファティとジョアン・マルティネスをスクランブル起用しているが、指揮官は早急な解決策を求めている。クラブはモウリーニョの要求に応え、新たなワールドクラスのセンターバックを獲得するための資金捻出を計画しており、そのために現在負傷中であってもラウル・アセンシオを今夏中に売却する方針を固めている。(via MARCA) (via SPORT)