ヴィニシウスが契約延長を保留、ワールドカップとアンチェロッティへの想い

レアル・マドリードのブラジル人FWヴィニシウス・ジュニオールは、2027年までとなっている現在の契約が終了まであと1年と迫る中(一部メディアでは1年で満了と報道)、クラブとの契約延長問題を保留し、ブラジル代表でのワールドカップにのみ集中する姿勢を明確にした。主導権を握っているのはヴィニシウスであり、期限が迫る中で急いでいるのはレアル・マドリードとフロレンティーノ・ペレス会長の側である。「無冠(ナダプレテ)」の失敗を覆い隠そうとするマドリード寄りのメディアのノイズがどれだけ大きくても、モウリーニョの就任やベルナルド・シウバの獲得は彼に少しも影響を与えなかった。 (via SPORT)

ニュージャージーのメットライフ・スタジアムで行われたブラジル対モロッコ戦のプレビュー会見で、ヴィニシウスは次のように語った。『私は今、代表チームに集中している。マドリードに関するすべてのことは、ワールドカップの後、あるいはシーズンが始まるときに話されるだろう。今は自分の国、チームメイト、そして素晴らしいトーナメントにすることだけに集中している』 (via Estadio Deportivo)

ネイマールから背番号「10」を返還され「7」を背負う彼は、カルロ・アンチェロッティ監督との関係について絶大な信頼と愛情を口にした。『私のキャリアの中で最も特別で重要な瞬間だ。常に夢見ていた身体的、技術的なレベルにある。今シーズンは怪我に苦しまなかった。この瞬間に到達するために非常に良い準備をした。アンチェロッティと一緒にプレーすることは私に大きな安心感を与えてくれる。彼は私に多くの自由と自信を与えてくれ、代表チームでもレアル・マドリードでやってきたことすべてを行えるようにしてくれる』 (via Estadio Deportivo)

さらにワールドカップへの意気込みについて、『これはすべてのブラジル人にとって非常に重要で特別な役割だ。ずっと夢見てきた場所に立てる。これまでの長い時間と教え、そして多くの努力を経て、この機会を活かして私たちがチャンピオンになれることをみんなに証明したい。ワールドカップは他のどんな大会とも違う。最後まで準備し、集中しなければならない。小さな瞬間がすべてを決めるからだ。私たちはタイトルを勝ち取るためにここに来た。他の強豪国と同じレベルにある。誰が前回のユーロやコパ・アメリカを勝ったかは関係ない。ワールドカップはゼロから始まる。私たちは歴史を変えようとしている。すべてのブラジル人が私たちの味方になるべきだ。なぜなら、私たちは勝つためにあらゆることをするからだ』と力強く宣言した。 (via MARCA)

ダニ・カルバハルの退団とトップチームにおけるスペイン人選手の「絶滅危機」

ダニ・カルバハルが、クラブに23年間、トップチームに13年間在籍した末にレアル・マドリードに別れを告げた。この偉大なキャプテンの退団により、レアル・マドリードのトップチームで現在契約が有効なスペイン人選手はわずか6人となってしまった。そのうち、昨シーズンに加入したフイセンとカレーラスの2人は残留が確定しているが、ゴンサロ、セバージョス、フラン・ガルシア、アセンシオの4人は現在移籍市場に出されている。 (via SPORT)

前者の3人は今夏に退団する可能性が高く、アセンシオの去就はコナテの獲得決定後に別のセンターバックを獲得するかどうかにかかっている。もしこの4人全員が去った場合、ジョゼ・モウリーニョ監督の指揮下でプレーするスペイン人選手は2人だけとなる。このバランスを補うために、カンテラからティアゴ・ピタルチ(Thiago Pitarch)をトップチームに昇格させる案があるが、その決定はポルトガル人指揮官に委ねられている。あるいは、ビクトル・ムニョス、ハコボ・ラモン、チェマ・アンドレスのようなカンテラーノを呼び戻すか、ロドリのような国内選手と契約するしか状況を緩和する術はないが、現状では進展していない。 (via SPORT)

FIFAやRFEFの規定では選手の国籍に関する制限はないため、クラブは自由に国籍を選べる。唯一、UEFAの競技では特定のルールがあるが、マドリードの来季のチームは「15歳から21歳までの間にクラブで3年間プレーした」か「同じ連盟で形成された」選手という「自クラブ育成選手」の基準を満たせば、国籍がスペインでなくても要件をクリアできるため、問題はないとされている。 (via SPORT)

その結果、マドリードのロッカールームではスペイン語よりもフランス語やポルトガル語が多く話されることになる。コナテの加入により、エムバペ、チュアメニ、カマヴィンガ、メンディ(誰も退団しなければ)と合わせてフランス人は5人に。ポルトガル語話者としては、ブラジル人のヴィニシウス、ロドリゴ、ミリトン、エンドリッキの4人に加え、モウリーニョ監督や加入間近のベルナルド・シウバらが名を連ねる。レアル・マドリードにおけるスペイン人選手は、まさに絶滅の危機に瀕している。 (via SPORT)