レンタル禁止の誓い崩壊、10年で58人のローンに依存するバレンシアの経営実態

今シーズン、クラブは「一時しのぎにすぎず、クラブへの愛着や所有権を持たないレンタル選手には頼らない」という強い方針を対外的にアピールしていました。しかし、8月中旬になっても思うように選手層を厚くできず、約40日間にわたって補強が停滞する事態に。その結果、この方針はあっけなく大崩壊しました。

結局、ここ2週間のうちにゴールキーパーのバン・オーフェレン(イプスウィッチ・タウンから)、ディフェンダーのパブロ・マフェオ(オリンピアコスから)、そして最後にミッドフィルダーのハーヴェイ・エリオット(リバプールから)という3人の選手を立て続けにレンタルで獲得することになりました。アルナウ・マルティネスの獲得に500万ユーロ以上の多額の予算を割いたため、攻撃陣を補強するための資金が底をつき、最終的に嫌っていたはずの「一時しのぎのレンタル枠」に頼らざるを得なくなったのが実情です。

これでバレンシアは2014年以降、通算58人ものレンタル選手を迎え入れたことになり、年平均で約5人というハイペースで借り物頼みの編成を繰り返しています。これでは一貫したプロジェクトを構築することは難しく、毎年チームの根底がグラつく不安定な自転車操業が続いています。(via MARCA)